Nextcloudでは、自前のPCで同期アプリを使用してローカルフォルダーにデータの保存などを行うことができます。
WEB上でログインする必要がなく、より手軽にストレージを活用することができ、大変便利です。
同期アプリの使用手順は以下の通りです。
- 同期のために必要なサーバーを構築する
- Nextcloud同期用アプリを導入する
- PCのローカルフォルダーで使用が可能になる
1のサーバー構築から見ていきましょう。
サーバーを構築する
同期機能を使用するためにはサーバー構築が必要となりますが、サーバーの構築にはいくつか方法があります。
① レンタルサーバーやVPSを使用する
② Ubuntuを使用して自分のPC上のサーバーを構築する
レンタルサーバーやVPSは月額がかかりますが、安価で済むサービスや、Nextcloud同期のためのテンプレートあるサービスもあり、比較的簡単に導入できておすすめです。
②の方法では専門的な内容になるなどややデメリットもありますが、費用を抑えることができます。
①の方法ではレンタルサーバーやVPSごとに設定方法が異なるため、今回は②の方法を解説していきます。
前準備
②の方法ではUbuntuというツールを使用します。以下の物が必要になります。
- サーバー利用するPC
- USBメモリ(8GB以上を推奨)
- インターネット接続環境
Ubuntuのダウンロード
サーバー構築に必要なUbuntuをダウンロードします。公式サイトへアクセスし、「Ubuntu Server 24.04 LTS」などの LTS版 をダウンロードします。
Rufus というソフトを使い、ダウンロードしたUbuntuのISOファイルをUSBメモリに書き込みます。
これでUbuntuをインストールするためのUSBが完成します。
サーバーにしたいPCにUSBを差して再起動し、BIOS/UEFIで「USBから起動」を選択して画面に沿ってUbuntuをインストールします。設定は以下の通り行います。
- 言語:日本語
- インストール種類:「通常インストール」か「最小インストール」
- ネットワーク:有線LANで接続を推奨
- ユーザー名、パスワードを設定
インストールが終わると、そのPCは Ubuntuサーバーとして起動 します。
その後、
sudo apt update && sudo apt upgrade
と入力すれば、まずは最新状態に更新できます。
ログイン時は先ほど設定したユーザー名とパスワードをご使用ください。
Apache、MariaDB、PHPをインストール
Ubuntuのターミナルに以下のコマンドを入力し、必要なツールをインストールします。
・Apache のインストール
sudo apt install apache2 -y
動作確認(ブラウザで http://<サーバーIP> を開くと Apache のページが出るはずです)。
・MariaDB のインストール
sudo apt install mariadb-server -y
セキュリティ設定:sudo mysql_secure_installation
(root パスワード設定、匿名ユーザー削除、テストDB削除、権限リロードを設定)
・PHP + モジュールのインストール
sudo apt install libapache2-mod-php php php-cli php-mysql php-gd php-json php-curl php-mbstring php-intl php-imagick php-xml php-zip php-bz2 -y
・Apacheの再起動
sudo systemctl restart apache2
これでサーバー構築の設定は完了し、NextCloudを導入できる状態になりました。
Nextcloudの導入については、Nextcloudで同期アプリを使用する -②に続きます。